【飲み会エッセイ】仕事とは何か

このようなエッセイを執筆しようと思った理由に、若者たちが飲み会へ参加したいという意欲が高いという統計の背景があります。まあ、その真偽は別として、そういう方も意外といらっしゃるということが大きいですね。
面白いもので上司がパワハラやセクハラができないとわかると自分たちの都合のいいように開いてくれというスタンスになりますね。ま、そりゃそうですね。
でも何をしてもモラハラと言われてしまう世の中で、僕も飲み会を開きたくありません。

ですから飲み会で完全な後輩に、話すような話題を提供してみようかな、と思った次第です。

さて、仕事とは何か、とか考えてみましょうか。

人類は古代、男性が狩猟で女性が子育て、のように分業をしていました。
群れない動物は子育てから狩りまで自分でします。
イギリスの産業革命以降、マニュファクチャの印象が強いと思います。
みんなで分業すると付加価値の高いものを作れるんですよね。
トヨタ自動車などもいい例で、これらは資本集約型産業と呼ばれ、巨大な設備投資などが必要です。

比較優位論も大事ですね。
AさんとBさんがいて、洗濯と掃除の仕事があるとします。
Aさんはどちらも1時間で終わります。
Bさんは洗濯が1時間でできますが、掃除は2時間で終わります。
二人交代で、毎日とりかかるよりBさんは常に洗濯を仕事にした方がいいというようなお話です。

このポイントは、Aさんが関係ないんです。
自分の得意なこと(好きなことではなく)をやると、社会全体の付加価値が上がるんですね。

人類とオウムくらいしか音楽を予想する能力がないというお話もあります。
オウムはともかく人類は、心地よいビートが種として同じで、それを利用して協力することが容易になります。

つまり、面倒なことを協力・分業することで、世の中に貢献する、ということです。
それが本質的なお話ですね。

それではどのように協力するのか。
日本人が得意な察する、という能力や、忖度(聞こえが悪いですが)をうまくやることなんだろう、と思っています。

上司の顔色とか、よく見てお話するといいですよ。